これもまた諸説ありますが、コインランドリーの歴史は1930年頃、英国ロンドン市内のアパートの地下に居住者用の洗濯機を置いたのがはじまりだそうです。
やはりインドアが発祥ですが、アメリカではなくイギリス発祥は予想外です。
これがロンドン市民に人気となり、イギリス国内に普及し、やがてアメリカへとわたっていったとのこと。
アメリカでは本格的なランドリービジネスとして発展していきます。
アメリカランドリー協会(UCLA)によると、第二次世界大戦 終戦直後の1946年(昭和21年)には全米に538店のコインランドリーが開業。
その後は右肩上がりで80年代には45,000店舗を超えたそうです。
ちなみに日本では1950年(昭和25年)、東京で開催された第3回アジア競技会で選手村に設置された洗濯機がはじまりのようです。
ただし、これは営利目的ではないためお店としてのコインランドリーは、それよりも後になります。
1953年に品川区に1回10円の有人ランドリーが開店した記録や、関西でも同時期に同じようなお店が開店していたなど、さまざま伝えられますが、いずれも短期間で消滅し詳細は不明です。
本格的な営業用コインランドリーは1963年に赤羽団地内でのオープンが1号店という説があります。(一般的な店舗は加賀浴場の銭湯併設が有力説)
この店はノージ社という輸入機のコイン式洗濯機4台 乾燥機8台とかなり立派なものだったようです。
翌年の1963年には東京オリンピックの選手村、原宿のコーポオリンピアに80坪の床面積に、26台の洗濯機と乾燥機4台のデラックスなコインランドリーが出現しました。
当時はサンヨーやTOSEIなどはまだ参入前で、GEやスピードクイーンなどの輸入機がを使用していたようです。